年表

123) つわり(?!) [自伝本『私のこと』]

幸運にも、決心してから あっという間に授かった私達だった。
 
これからの具体的な行動は、その都度考えなければならなかったが
さらに ラッキーなことに、私の体調や精神力は順調であったため
仕事も生活も 何も変わらなかった。
 
ヘアーショーや講習も、変更することなく予定通りに行った。
だが、やはり 厄介なことが待ち受けていた。 “つわり” だ !
 
普段は ある程度ガマンも出来たのだが、食事がなかなかのどを通らない・・・。
気を使われるのも心苦しく、外部の方にはまだ説明していなかったため
出張先での接待が一番大変だった。
それでも、たぶん私のつわりは軽い方だったであろう。
花粉症の時と同様に、ステージに上がると平然としていたのだから。
 
普段の営業も 休日の取り方も、全く変更せずにやり通せた。
これも たぶん イメージ・トレーニングができていたせいであろう。
実は、美容師の母から 私を産んだ頃の話を聞かされていたのだった。
母も安産タイプで、私が産まれる日も仕事をしていて
お昼頃、なんだかお腹が痛くなって ≪陣痛かな〜・・・≫ と思ったけど
このあと 食事もできないと察して、お昼ご飯をしっかり食べてから
ひとりで病院へ行き、午後4時45分に私を産んだ・・・ということだ。
 
手荒れの時も 出産の時も、結局 母のお蔭で私は悩まずクリアー出来たのだ。
特に妊娠は、病気ではないから よほどの変化がない限り
できるだけ普段通りの規則的な生活を送り、適度な行動をしていかないと
精神的に弱ってしまいそうになるものだ。
  
つわりを例えるなら、車酔いや船酔いに近い。
起きてから寝るまで、ずっと 軽い船酔いだった。
かえって、美容師のような仕事は お客様との会話で気分が晴れていたようである。
 
つわりの主な症状としては 吐き気であるが、独特な変化としては
食べ物の好みが極端になってしまうことである。
よく、ご飯の炊ける匂いで吐き気をもよおすと聞くが、個人差があり
私の3度の妊娠&つわりでは、かなりの変化がみられた。
 
一人目では、とにかく “トマト” が食べたくなり
朝 トマトを食べようとナイフを持つそばから、どうしても我慢が出来ず
キッチンで立ったまま、丸かじりしてしまったり
昼はお店でトマトジュース、夜はトマトソースのパスタを食べに出掛けた。
それから、ご飯ではなく なぜか “塩おむすび” にして食べたり・・・と
好みというより、思い込みが激しくなっていくような感覚である。
苦手になったのは、わかめなど海の幸の潮臭さだった。
 
二人目では、柑橘系を好んだり 何にでもポン酢をかけまくったが
牛乳は全く飲めなくなってしまった。
 
三人目では、わさびやからしなどの香辛料がたまらなく欲しくなり
ほうれん草など野菜を茹でる匂いが苦手になった。 
  
こんなことは、産まれてくる子供の性格に関係しているのかどうか わからないが
明らかに違いがはっきりしていたので、今後の参考になるかもしれない (笑)
ちなみに、私を妊娠している時 母は “おはぎ” ばかり食べていたらしい・・・。
私の大好きな食べ物の一つである。
 
 
 


2010年02月17日(水)

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