年表

60) 初めてのお化粧 [自伝本『私のこと』]

中学、高校とスポーツに勤しんでいた私は
全く メイクというものをしていなかった。
 
美容学校見学の時から、鏡に映った自分の顔が とても幼く思えた。
もともと童顔な私の顔は
東京というファッションタウンに溶け込んでいなかった。
 
実は、入学式の際も いろいろ悩んだ挙句
ノーメイクに COMME CA DU MODE の黒いパンツスーツ。
髪型は ベリーショートスタイルだった。
 
とりあえず、メイク道具を買う。
今まで読んでいた 数々のファッション誌を思い出し、トライする。
楽しかった。
もう ノーメイクでは どこへも行けなかった。
 
メイク道具は 決して安くはない。
一つ一つ 種類を増やしていく・・・ それも快感だ。
 
高校卒業した年の夏休み
後輩達の夏の合宿に、卒業生として激励に行く。
これは 毎年恒例で
様々な方向へ進んだ先輩達の変化(進化?)を見れることと
その進化を見せつける という お互い刺激的な行事だった。
 
私は、気合いを入れて メイクをした。
今、その時の顔を思い出すと 赤面したくなる・・・。
 
『大人になったなぁ〜 と思える瞬間』 というのは いろいろあるが
 
初めてキスをした 高校1年の時と
初めてお化粧をした この時のお化粧の香りも
まさに 私が 背伸びをして歩き始めた 瞬間であった。
 
 
  

2009年06月19日(金)

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