年表

67) 討論会 [自伝本『私のこと』]

そろそろ 卒業、就職などの会話が出始める頃
校内の討論会が開かれた。
 
全校生徒の前で、各クラスの代表生徒と数人の美容室経営者たちとで
意見を交わす討論会だった。
 
担任の先生から 是非にと勧められ、私は クラス代表として出席した。
 
内容は、質問形式で始められた。
 
最初のうちは、技術のレッスンは大変そう・・・、とか
休みはどれくらい ? などという一般的な生徒の意見、質問に
経営者たちが答えたりしていたが
ある方から、「どんな美容室を望むか ? 」 という質問に
「自分のやりたいことが どんどん湧き上がってきて
さらに それを達成できるだけの器(うつわ)のある会社です。」
と、19才の私は 偉そ〜に答えた。
 
どんな職業でも、どんな会社でも、先は必ず変わる。
変わらなければ おかしい。
時代と共に、人材と共に。
 
私は、まだ働いてもみないうちに 私が変える気分になっていた。
“若気の至り” とは よく言うものだ。
 
でも、間違ってはいないと思う。
若いからこそ 思ったことは言うべきだ。
全て わかりきったように お利口さんに
世の中を 一歩引いた目線で受け止めすぎる 現代の20代の人は
夢を口にしない。
 
いいじゃない 笑われても。 いいじゃない 若気の至り。
 
そのために 自分が頑張るじゃない。
 
ウソやハッタリでなく、真剣な夢を語れることは 素敵 !
   
バカにするようなら 笑わせておけー !
 
 
 

 

2009年07月14日(火)

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