年表

100) 花粉症 [自伝本『私のこと』]

まだ それほど この病名が認知されていなかった頃のこと。
 
朝 起きると、突然 のどの奥がかゆくなった。
2〜3日すると、くしゃみや目のかゆみ、鼻水といった風邪の症状・・・。
熱はないのに 明らかに変だった。
お客様の髪をカットした時に、細かい髪の毛が私の顔につくと
異常なほど かゆく感じた。
とりあえず 皮膚科に行き、症状を訴えた。
診断は 「花粉症」 だった。
 
アレルギーの一種で、杉の出す花粉に反応する 誰にでも起こり得る症状らしい。
それまで あまり聞いたことがなかったが、私が病院へ行った頃から
TV などで ちらほら報道され始めていた。
 
アレルギーを抑える薬は、眠くなりやすく のども渇きやすい。
「減感作療法」 と言われる、アレルゲンをほんの少し体内に入れ
過敏な反応を減らしていく、という治療法なども紹介されたが
とりあえず 飲み薬に頼ることにした。
お客様の勧めで ハリ治療も試みたが、なかなか改善されなかった。
 
だが、おもしろいことに ヘアーショーや講習などでの軽い緊張感がある時は
全く症状が出ない。
ステージに上がる寸前まで 鼻水に苦しんでいても
本番は何事もなかったように 無事にやり終え
控え室に戻るなり ティッシュを離せなくなっていた。
 
病は気から・・・とよく言うが
アレルギー症状にも当てはまることなのだろうか ?
 
未だに 2月下旬になると 症状が現れ、5月上旬まで 薬のお世話になっている。
 
人間の免疫力は どんどん弱まり、アレルゲンは増えていくばかり・・・。
医学の進歩を期待せざるを得ない 今日である。
 
 
 

2009年11月20日(金)

ページのトップへ ページのトップへ

powered by a-blog